【音ゲー雑記】脱力について覚書【安定力について】

2020年6月27日

脱力についての個人的なコツのまとめです。

*意識するポイント

音ゲーでよく言われる脱力は、スポーツなどで力を抜いて球を打つ・蹴るや、歌うときは喉ではなくお腹から声を出す、などと同じものだと思っています。
”スポーツ 力を抜くコツ”などで検索すると色々見つかると思います。(この記事の途中から自分が参考になったと思う記事や本などを載せておきます。)

まず、脱力のためには、骨や筋肉などの身体の本来の仕組みをできるだけ知り、それらの動きや連動の感覚を常に意識できるようにすることが必要です。
極端な力みや腕の疲れは、身体の構造を知らないことがほとんどの原因だと思います。

〇重心線を意識する
身体のバランスは、横から見たときに、立っている場合は耳、肩、股関節(大転子)、膝、足首が縦に一直線になっている状態がベストです。(座っている場合は股関節まで。)
このラインは重心線とも呼ばれるそうです。
鏡の前でこれらの位置がまっすぐになっているかどうか確認してみてください。
この状態だと、頭や身体の重さを無理なく骨盤や足、地面に伝えることができ、より腕の力だけに頼らないプレイができます

〇腕は胸の上にある胸鎖(きょうさ)関節から動く
人間の腕は実は肩からではなく、胸の上あたりの胸鎖関節という部分で身体とつながっています
鎖骨を指で触りながら腕や肩を動かすと、胸鎖関節を中心に鎖骨も連動して動くのがわかると思います。(肩甲骨は鎖骨とほぼ一体なので、この時は肩甲骨も動いていると思います。)
ここを意識できると、腕をより軽く使うことができ、身体の中心でバランスや重心を安定させることができるようになってくると思います。

〇重心を落とす
重心を落とすことについて、例えば、遠くの人に向かって肩から腕を大きく振るという動作をするときに、もし重心が高いままだと、腕の動きに合わせてお尻が左右に揺れてしまうと思います。
重心を落とせれば、下半身はあまり動かず、一緒に揺れるのは肩から上の頭くらいになるはずです。
この状態の腕や身体全体の力の入れ方は脱力の感覚にかなり近いです。

また、スポーツをあまりしたことがない人へ、脱力と似たような感覚のある比較的身近なものとして、綱引きで綱を引くときや床にある重い物を引きずろうとするとき、手の力や腕の力だけで引くのではなく、身体全体の力や体重を使って引き込む、というような感覚が近いと思います。
力を抜いて物を引くときに実際に力が作用するのは手の先ですが、物を動かす力の元は身体全体です。
脱力押しも、実際にノーツを押すのは指先ですが、実際に使う筋肉は身体全体だと思います。
また、指先を画面(ボタン)に当てに行くというより、指や腕全体を動かした結果指先が画面に当たる、というイメージもいいかもしれないです。

*使い方や練習などのポイント

基本的に、速いBPMの曲や16分の高難易度の譜面など、より素早い指の動きが必要になるにつれて、脱力押しはほぼ必須レベルで要求されてくると思います。
ですが、最初はそういう譜面ほど力んでしまったり、力を抜こうとしても抜けなかったりしてしまうと思うので、まずはBPMの遅い曲や8分主体の簡単な譜面で脱力の感覚をつかむのがいいと思います。
脱力の感覚をつかめたら、徐々に練習する譜面のレベルを上げていきましょう。
(個人の感想ですが、たまにめちゃくちゃBPMの速い曲をやってみると自然と脱力で押せることがあるかもしれません。)

☆ゲーム別解説的なもの

〇バンドリ!ガルパ
・BPMの遅い曲(レベル別)
21:キミにもらったもの , 軌跡 , ひまわりの約束
22:私の心はチョココロネ , 奏(かなで)
23:世界は恋に落ちている , Stay Alive , Dragon Night
・8分主体の譜面
HARD全般 , 気まぐれロマンティック[EX], 1/3の純情な感情[EX], UNSTOPPABLE[EX], The Everlasting Guilty Crown[EX] など

*参考書籍・リンクなど

『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』
ピアノを力まず弾くために必要な身体の仕組みや使い方についての本です。
シンプルに音ゲーが上手くなりたい人や、脱力について知りたい人、腱鞘炎に悩んでいる人は是非読んでみてください。
ピアノやそのほか楽器を演奏している人たちにとっても、身体の力みや極度の疲れは大きな問題らしく、この本ではそんな悩みを抱えている人にピンポイントで必要な身体の知識を説明しています。カテゴリとしては整体的な話になると思います。

体の力を抜く方法(コツ) | 沖縄 スポーツトレーニングならウインドウィロー

自分の努力でいったん生じさせた筋緊張を積極的かつ確実にゆるめるには、入れていた力をただ単に抜くだけでなく、積極的にゆるめるような力の抜き方をするように努力しなければなりません。

ですが、緊張させるための力の入れ方は上手く出来ても、その緊張をゆるめる力の抜き方についてはあまり上手ではないのが一般的傾向です。家庭や学校などで、これまでそうした力の抜き方を重視してこなかったからです。

ところが、スポーツのなどの動作の達人たちは、そうした力の積極的な抜き方、緊張の微妙なゆるめ方に、さまざまな工夫を凝らしているものです。

それは「スポーツ」だけではなく、「楽器の演奏」であったり、「踊り」であったり、「書道」であったり、習い事ではなくても「歯の磨き方」や料理の際の「包丁の使い方」や「フライパンの持ち方」にしてもそうです。

体の力が抜けていた方がいい理由は、抜けていることによって、体全体の力が引き出せるようになります。

例えばいままでは荷物を持ち上げるときに腰に負担が集中していたのが体全体に分散され重い荷物も結構楽に持てるようになります。さらに腰痛や腱鞘炎などの予防にもなります。

野球でいえば、早く投げようと力むと腕に負担が集中します。

この時に体全体の力が適度に抜けていると足腰の回転が生まれその力が流れるように腕に伝わることで、フィジカル(腕の重さ)のパワーを上手くボールに乗せることができます。すると肩や肘の故障の予防にもなります。

引用元:体の力を抜く方法(コツ) | 沖縄 スポーツトレーニングならウインドウィロー

脱力とは、手先の力を抜くことであると同時に、身体全体の力を使うことでもあるということです。

また、この記事にある”体の力を抜くためのトレーニング法(八光捕り)”は脱力の感覚を覚えるためにわかりやすい方法かもしれないです。

体の力を抜くためのトレーニング法(八光捕り)

  1. 二人一組になります。
  2. あなたは正座をして両手を膝の上に置きます、
  3. パートナーに両手首をぐっと膝に押さえつけてもらいます。
    ※はじめは軽い力で始めてください。肩を痛めるおそれがあります。
  4. あなたはその状態から「体の力を抜いて」両親指を耳の方まで持っていきます。
  5. 上手く体の力が抜けているとパートナーは「相手の力感が感じられず」に抑えられなくなります。逆に力が入っていると「力と力の反発」がおきます。
  6. あなたが上手く力が抜けている場合は呼吸が乱れることなく、姿勢も崩れず楽に上げることが出来ます。逆に力が入っていると、呼吸はとまり、姿勢は前のめりになり、力と力のぶつかり感を感じることでしょう。
  7. これをひたすら反復です。

引用元:体の力を抜く方法(コツ) | 沖縄 スポーツトレーニングならウインドウィロー

古武術の練習法らしいですが、柔道とかでは常識なのでしょうか。

脱力のための本当のコツ – 合気道や柔道などの武道の技がどんどん極まる!個別指導塾「研勢塾」

もう1つは、頭(顔)・手先・足先など体の末端から動かないということです。

極めて簡単かつ当たり前なことですが、末端から動けば必ず根元が力み、固まる必要が生じるからです。

末端から動けと教えるところでは、必ず体幹を固める、ブラさないということも併せて教えているはずです。

だから世の中のほとんどのスポーツや武道などでは、軸を作れ、軸を固めろと言うんですね。

末端が先に動いているのに根元を固めていないなら、根元は末端が動いた反作用に負け、体勢を大きく崩してしまいます。

引用元:脱力のための本当のコツ – 合気道や柔道などの武道の技がどんどん極まる!個別指導塾「研勢塾」

末端である指先の力だけで無理やりノーツを押そうとすると、どうしても体幹がブレてプレイが安定しなくなってしまいます。
弐寺の連皿やjubeatでお尻が揺れてしまうあれですね。

書き方、姿勢 | 日本書道協会

 芸術やスポーツに限らず、人が身体を使って何かを作ったり表現する場合に、身体の機能を合理的に働かせることが大切です。
 書道に関しては、毛筆では一本の筆、また硬筆では例えばボールペン、それらをいかに上手に動かすかが、上達の秘訣に繋がっていきます。筆にしろボールペンにしろ、指の関節を自由にして指先に神経を集中し充実させます。中国の書論に「虚掌実指(きょしょうじっし)」ということばがあります。手のひらで空(くう)をつかむようにしてしっかりと指先を働かせるという意味です。毛筆の動かし方(運筆)では肩に力を入れないで手首から肩まで軟らかく自由に動かすことが大切。そのために背筋を伸ばして肩に負担をかけないようにすれば、筆を軽やかに自由に動かすことができます。

引用元:書き方、姿勢 | 日本書道協会

書道における字の書き方についての記事でも、身体を使って書こうというような説明がされています。

野球のピッチャーに対して解説者がよく、「今日は少し肩に力が入りすぎてコントロールが乱れていますね」などと言ったりしますが、書道も同じです。そのために、おへその少し下、丹田(たんでん)を引き締めて気を集中させ、背筋をすっくと伸ばしましょう。肩は何しろ力を抜いて腕をぶらぶらさせるぐらいでよいです。肩から手首にかけても力を入れないで自由に動くようにします。

引用元:書き方、姿勢 | 日本書道協会

おへその下を引き締める感覚は、大声を出したり高い音で歌ったりするときにも意識する感覚だと思います。こうすることで手先や喉に力が入りすぎてしまうことを防ぎます。

また、書道と似たような話として、イラストを描いている人は指先を固定することで腕全体で線を引きやすくしている、ということもあるそうです。

力の入りがちな指先を固定することで手先の脱力がしやすくなるということだと思います。
自分もイラストを描きますが、確かにいつもと打って変わって腕の力で線が引きやすくなる感覚が強く意識できました。

発声における呼吸の基本 ~腹式呼吸と胸式呼吸~ | ワンズウィルミュージックスクール

初心者の多くは、歌う時に変に力が入ってしまい、≪胸式呼吸≫になっている方が多いです。つまり、リラックスが出来ていなということです。

首や肩・胸などに力が入っていると、それに伴い発声に関わる筋肉が硬くなり、喉を閉めてしまい、息継ぎも浅くなります。その結果、効率的に空気を肺に入れることが出来なくなっているのです。

この状態では長いフレーズ等を安定的に歌うことが困難になります。声のコントロールも不安定になり、歌を繊細に表現する事も難しいでしょう。

声を自由に操り、安定感のある歌声にするには、スムーズに空気を肺に送れるようにしなければなりません。そのためには≪腹式呼吸≫が必要になります。

≪腹式呼吸≫で息継ぎをすることが、いい声を出す(発声)ための全てではありませんが、まずはこれが基本になります。

引用元:発声における呼吸の基本 ~腹式呼吸と胸式呼吸~ | ワンズウィルミュージックスクール

発声についても同じような見解が見られます。リラックスの意識はかなり大事だと思います。

Twitter:@nano_takazora